CFR(Cost and Freight)はCIF同様、輸出者が運賃を負担する取引条件になります。
CIFと大きく違う点は、ここにCIFの”I”つまりInsuranceが含まれていないということです。
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CFRとは
下図はCFRの費用が売る側(輸出者)と買う側(輸入者)にどのような経費がかかるのかを表しています。
基本的に以前ご紹介したCIFと大きく変わりはありませんが、貨物にかかる保険料がこの条件だと入っていないことになります。
輸出する側の費用負担
CIFでは輸出が船賃をを支払う条件になっていたと思いますが、それに変わりはありません。
輸入する側の費用負担
輸出者の費用負担同様、CFRの場合は荷物に掛かる保険料を除けばCIFと大きく変わりはありません。
輸入者は通関費用、関税、港から納品場所までの費用を負担する形になります。
海上保険
海上保険とは読んでその名の通り、海で事故、盗難にあった時の輸送商品に対する保険です。
例えば船が沈没してしまった。。や、海賊にあってしまった。。
などの不慮の事故に対する保険になります。ただし申請に非常に時間が掛かります。
まとめ
今回はCFRをご紹介しました。海上保険料という項目は理解が難解なので今まで説明を伏せてきました。
ここではCIFと比較し、CIFでは荷物に事故に対する保険が掛かっていることを理解して頂ければと思います。
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