FCAの解説 貿易用語インコタームズFCA


インコタームズ2020のF類のFCAになります。FCAとはFree Carrierの略ですがもちろん覚える必要は全くありません。

そもそもFOB条件と非常に似ていますが微妙に違いがあります。下記の2つの図を比較してください。

FCAは通関費用がかからない

*ここで解説している通関費用がかからないは誤りです。お詫びいたします。

正しくはこちらで記事を掲載しております。ご確認いただければ幸いです。

貿易用語FCAの解説(2024年度更新版)

FOBの解説の時に使用した図解がありますが比較していただければ分かりやすいです。

簡単にいえば輸出する側で経費を売り先、つまり「輸入者」に負担してもらうことができます。

FOBは通関費用がかかる

比較すると分かりやすいですが、「輸出」する側の経費は少し軽減されます。

FOBについてはこちらでも解説しております。インコタームズFOBの解説

「輸出者」売る場合の経費

「輸入者」買う場合の経費

まとめ

FCAは輸出する側に大きくメリットがあるように感じます。実際にメーカー(輸出者)は港までつければ良いだけですから、購入者様に見積もりをする際も国内の運賃だけ考えれば良いわけです。

非常にシンプルで簡単な取引条件ですが、逆に購入する場合は経費が大きくなる形です。

他にも貿易用語をお知りになりたい方こちら:貿易用語

貿易用語の理解に一役買わせていただければ幸いです。

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