今回からASEAN諸国について考えていこうと思います。日本とも馴染みがあるASEAN諸国はどのような歴史があるのか、またそれぞれの国々の歴史的背景も踏まえて日本としてどのようにお付き合いして行けば良いのかを簡単にまとめて行こうと思います。輸出先の取引先国として考えられている方も多くいらっしゃるかと思います。そんな方々のご参考になれば幸いです。
みなさんが想像するASEANとは「東南アジア諸国連合」まさにイメージする東南アジアの通り、全ての国が海に面しており、亜熱帯性の気候の国々です。どのような側面がASEAN諸国の強さなのでしょうか。まとめると下記3点が挙げられます。
- 経済成長
- 貿易-経済連携協定(EPA)
- 人口増加
「1」少し古いデーターですが、ASEAN地域全体で2011年度はGDP2.1兆ドルありました。それが2019年では2.9兆ドルとなり、以前発達を続けています。(2020年現在では米中間やコロナの諸問題などがあり、減少傾向との側面があります)
「2」の経済連携協定(EPA)とは、特恵関税と言って関税が撤廃される協定をASEANと日本で時の小泉内閣の時に発行しました。関税が撤廃される訳ですから、商品の流通も盛んになります。下記のような順番で発行されていきました
2008年ーベトナム、ラオス、シンガポール、ミャンマー
2009年ーブルネイ、マレーシア、タイ、カンボジア
2010年ーインドネシア、フィリピン
「3」そして最後は多くの人口を有しているということです。もちろん過去の暗い歴史は無視出来ませんが、現在では経済発展が進み人口も増加傾向にあります。2019年では6.5億人の人口を有し、世界から消費の期待も非常に高まっています。
以上、3点を踏まえて上で、それぞれの各国が特色を生かしてビジネスを展開しているのか。ASEAN諸国全ては説明しきれませんが、国ごとにスポットを当てて行きたいとおもいます。