税関事務管理人(代理人)って何!?

税関事務管理人(代理人とも言う)をご存知でしょうか。私たちのサービスの中に税関事務代理人があります(*2020年現在では限定的に行っております)。文字通り税関事務の代理をする人ですので、輸入する際の申告価格や貨物に不備が無いかを管理する業務です。

しかし、実際には意味するところと少し外れています。非居住者、つまり日本に会社が無いので日本の倉庫へ商品を納品して自分でその倉庫を管理したい。そのような意図で税関事務代理人サービスを使用します。

そもそも、非常に複雑ですのでどこまで簡素化してお伝えできるか分かりませんが、精一杯簡単にご説明いたしますのでお付き合いください。

まずはサービスを行っている企業様にお問合せください。その際に御社様の企業情報をご提出する必要があります。その上で税関に提出する必須書類などのご案内があるかと思います。

いわゆるC-7500と言われる書類があります。こちらは税関事務管理人届書といい税関に提出する書類で日英の2つの言葉で説明が書いてありますので、説明に従い情報を記入します。

C-7500だけでは不十分ですので、サービスを行っている企業様と御社様の委任状、商品のカタログの提出が求められます。ご案内に従い提出ください。

税関の書類、C-7500はネット上でも公開されています。ご参考ください。

https://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_C/C7500.pdf

必要書類が全て出揃いましたら、サービス会社様へ書類を提出します。7~10日後に登録が完了し、商品を送るという手配になります。

ここで注意が必要なのは税関事務管理人の審査基準が非常に厳しくなっているという事。申告価格の不適切が多く見受けられるなどの事情があるためです。

また、後述しますが食品関連、ACプラグを伴う電子機器、化粧品関連、つまり他法令に関連する商品は税関事務管理人制度は使えません。非常に複雑なサービスになりますので、サービス会社様へつどご相談が必要です。