2020年10月より酒税が変わります。

最近お取引先様より10月より酒税が変わるというニュースを教えて頂き、完全に無知でしたがお酒のジャンルにより値上がり・値下がりを受けるとの事です。

2020年〜26年まで、段階を経ていくようですが一体どのように変わっていくのでしょうか。財務省のHPに載っている資料などを抜粋させて頂いて簡単に説明させて頂ければと思います。

ビールの酒税

財務省HP税制改革を参考に筆者加筆

上図を見ていくと現在多くの方が「コスパが良い」と感じている発泡酒や新ジャンルのビールはいずれビールとして酒税が統合されていく形になります。逆に麦芽50%以上の以前からあるビールにこだわる方には少し嬉しいニュースです。

財務省HP税制改革を参考に筆者加筆

そもそもビールとして販売されている種類が豊富すぎて、自分がどのジャンルを飲んでいるのか、もはや分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらは3ジャンルの概要です。

  • ビール:麦芽を50%以上使用しているもの。商品名は伏せますがいわゆる正統的でちょっと贅沢なビール群です。
  • 発泡酒:麦芽50%未満のもの。90年代後半に大ヒットしたビールなどがそうです。
  • 新ジャンル:いわゆる第三のビールと言われる商品です。簡単に言えばスーパーなどでより安く販売されているビール群になります。

発泡酒と新ジャンルの境界線がグレーですが、どの材料を使うかにより税率が変わるという事になります。

清酒と果実酒の酒税

財務省HP税制改革を参考に筆者加筆

続けて清酒と果実酒を見ていきます。近年日本酒の需要が減りワインが増えている事なのか清酒と果実酒の酒税は統合されます。逆に言うと日本酒がさらにコスパが良くなるという事なので日本酒党には追い風です。

日本酒を輸入しようとお考えの海外のお客様にも少し利益還元となるのではないでしょうか(*蔵元直送であれば酒税還付が可能です)

その他チューハイなどの酒税

財務省HP税制改革を参考に筆者加筆

1杯目はビール…その後は食事しながらチューハイ。自宅でお酒を飲まれる方の相棒のチューハイもいずれは税率が変更となり値上がりとなります。需要を見込んでの事なのでしょうが、350mlで7円の差が出ますので市場価格に反映される事は間違いなさそうですね。

まとめ

ここまで酒税法改正についてざっと説明させて頂きましたが、個人的にはビールや清酒が値下がるは期待がかかりますが、現在主流のアルコール類の値上がりが予測されるのはちょっと残念です。これも時代の流れという事なのでしょうか。。