商品を飛行機で輸入する場合の簡単解説①〜AIR SHIPMENT

この回から飛行機で商品を輸入する流れをご紹介したいと思います。商品を海外のメーカー様から緊急に輸入する場合や、サンプルとして輸入する場合など様々だと思いますが、良く使う用語や運賃の算出にコツがありますので簡単にご紹介していければと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

一般的には「航空貨物」と言ったり「エアーシップメント」と言ったりしていますが、簡単にはEMS(郵便局の国際便)やDHL、Fedex、いわゆる「クーリエ」で商品を取り寄せたり、送ったりする場合の事です。場合によりルールや規制がありますので、簡単に説明して行きたいと思います。

専門書の多くでは当たり前ですが専門用語が多く非常に複雑です。貿易業務に携わっている方が見れば簡単ですが、専門知識がない人にとっては単なる記号です。例えば、”ウェイビル(航空運送状)の譲渡性、流通性がなく有価証券ではない。” 確かにその通りですが、これではなんの事かさっぱり分からないと思います。専門知識は不要と言っているのではなく、「超」入門編として簡単な流れを紹介して、ハードルを下げて行こうというのが今回の狙いです。

結論的言えば最大のメリットはすぐに届くという事です。船の場合だと長くて1ヶ月以上かかる所が、アジア圏内であれば1~2日で届きます。また鮮度が命の生鮮食品などは飛行機以外では輸送不可と言っても過言ではないと思います。

さて、デメリットですが、便利な分規制が多くあります。また、大きな物や重い物を運べばそれだけ加算され結果的に高くなってしまう「リスク」があるという事です。なるほど。。飛行機で運ぶ為、輸入されるチーズや高級ワインは現地では比較的安く、日本では高い商品となる訳ですね。

エアー代金の算出をする場合は上記にある通り非常に簡単です。重さを指定された航空会社さんからの見積り運賃を掛けるだけとなります。が、それだけでは無いのが飛行機で輸入する場合の「落とし穴」になります。

ここではご存知緩衝材の「プチプチ」を例にとってます。つまり空気同様の物を運ぶ場合には先ほどの例の様に、「重さx運賃」とはならないのです。。ここでようやく「重量勝ち」「容積勝ち」というルールが出てきてしまうのです。何かの勝負みたいですが、物を運ぶ人たちからの主張も聞いてあげてください(笑) 次回へ続きます。


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