商品を飛行機で輸入する場合の簡単解説 ②〜AIR SHIPMENT

今回も飛行機で商品を輸送する場合のエアーシップメントについてざっくり解説して行きたいと思います。今回は前回の続きで、おおよその運賃を計算してみる際に必要な事を解説します。

エアーで商品を輸入する場合

前回の最後に重さx指定会社さんの運賃(ここでは略して”運賃”とします)がおおよその運賃となると説明しましたが、重量そのものか体積のいずれかで大きく運賃が変わる事が要注意です。。大きな物を運ぶ時にはその重さではなく、その体積をある値で割った数値が”重量”とみなされます。

エアーで商品を輸入する場合

飛行機のスペースにも限りがありますので、大きく場所を取る商品は体積で運賃を計算するという事になっているんです。。

エアーで商品を輸入する場合

つまり、プチプチを運ぶ場合を考えると…
ご存知エアーパッキンなのでとても軽いですよね。なので1kg相当の運賃で計算される訳ではなくその時の体積を重量と見なしますので、上図にあるように166.66kg/箱という計算になってしまうのです。

エアーで商品を輸入する場合

よく、”重量勝ち”、”体積勝ち”もしくは”Weight勝ち”、”Volume勝ち”などと言われるので、ここでは重量と体積というチームにしてみました。エアーパッキンを運ぼうとする人はあまりいないかもしれませんがあくまでも例題として考えて頂ければと思います。

この場合当然、箱のサイズがとても大きいので”体積チーム”が勝利しますね。商品の重さ(1kg)と体積(166.67kg)だと圧倒的に”体積チーム”の勝利という事になりました。

エアーで商品を輸入する場合

それでは商品が変わるとどうでしょう。現実的にオリーブオイルを空輸するケースで考えてみたいと思います。この場合ですと箱が15kgで体積が2kgとなりましたので、小さくて重い商品(液体系は特に)だいたい重量勝ちとなり、重量で運賃を取られる事が多いです。つまり”重量チーム”の勝利という事になります。

今回はエアーで商品を輸送する場合、運賃を試算する際の重要なルールを簡単に説明しました。重さに対して運賃だけではなく、体積と航空会社が指定する値(6,000か5,000)で割った数値と比較して重量が決まるという特殊なルールがあるという事を知って頂ければ幸いです。次回はエアーウェイビルなどについて解説して行きたいと思います。


事業ご案内