商品を輸出する流れと手続きについて(雑貨品の場合)〜その①

今回は海外からのお客様から商品購入の連絡が来た際に、どのようなステップを踏んで
行けば良いのかを簡単に説明します。

貿易取引において様々な支払い条件がありますが、より理解しやすいように、
この場合は前金での場合で流れを説明していきたいと思います。

貿易取引で様々な支払い条件、DP・DA・LCがありますが、
これらは専門書にひとまず譲ります。

このタイミングで、双方にとって一番よい取引条件を決めておく必要があります。
ほとんどの場合は前述した通り、FOBが多いのでこの場合もFOBでの取引条件とします。
また、輸出する場合はどこの港からも含めておくと良いです。主には東京、横浜、大阪になります。

ここまできたら、次に商品の見積りを取引先に提出します。
必要な事項は商品単価ですが、前述通りFOBベースである事を
はっきり明記しておく必要があります。

通称「プロフォーマインボイス」という書類を取引先に送付します。
この書類の役割はざっくり言うと、見積り兼請求書という事になります。
上図は実際当社が使っている書式です。

①Payment…支払い条件:TT in advanceとし、ここでは前述通り前入金をお願いしています。
②Shipping Terms…取引条件:FOB(運賃別)で港は東京からの出荷と指示しています。
③Product details…商品の品番、ケース入り数、単価、などを記載します。日本の納品伝票、請求書の英語版と考えて頂ければ問題有りません。
④Our bank…御社の振込先を英語で記載します。日本の請求書に記載されている英語版という事になります。
下記、外国送金についてのURLです。

・みずほ銀行
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/tetsuduki/gaikoku_soukin/index.html

・三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/soukin/hishimuke.html

今回はここまでとします。
次の回は実際に入金が確認取れた後にどのような流れになるかを
ざっくり説明していきます。