商品を輸出する流れと手続きについて(雑貨品の場合)〜その②


この回は、取引先と商品売買の確約がメール又は口頭で成された後、どうのような流れになるのかを簡単に説明していきます。

前回のお話から、取引条件は現金前払いとしてますので、入金確認が取れるまでは商品は動かしません。日本で行っている取引と何ら変わりはないです。

御社の指定口座に円、又は外貨(ドルやユーロなど)でプロフォーマインボイスで請求した金額が確認取れ次第、出荷手配となります。

指定口座に入金確認が取れましたら、いよいよ出荷手配となります。事前に業者様に納品先、船で送る場合のスケジュールを確認する必要がありますが、この説明では省略します。

商品を指定倉庫へ送ります。この場合送る荷物は大きさや量によって運送会社様が変わると思いますが、御社でお使いの運送会社様で送れます。また、荷物がとても大きい場合はご存知の通り、チャータートラックでの手配も可能です。

ここでおさらいですが、今回の取引条件はFOBで前金としてます。輸出者、つまり御社が負担するのは荷物を港まで手配する事と、国内で「通関手続き」が必要になります。

商品は普段、お客様に送るのと同様送れますが、一体「通関」とは…??
多くの方がここでつまずいてしまうのではないかと思います。

ざっくばらんに言えば輸出入の通関を専門としている業者がいます。
通称、乙仲業者または、海貨業者と言ったりします。業者様については次回以降詳しく説明していきますが、ここでは乙仲様がこの分かりづらい「通関」を代行してやってくれます。

通関業務とは…本やネットを見ると漢字ばかりが羅列されており、非常に分かりづらいのではないのでしょうか。独自でやるのは不可能ではありませんが、業務をアウトソーシングする昨今において、独自で通関はナンセンスと言っても過言ではありません。当社も必ず乙仲業者様にお願いをしてます。

それでは、乙仲様に依頼する場合にどのような事が必要になるか次回以降説明していきたいと思います。


PAGE TOP