先日、世界経済に深刻なダメージを与えたと言われているスエズ運河での座礁した船にコンテナが最大でどれぐらい積載可能かご存知でしょうか?40フィートコンテナの箱がなんと約1万個あの船に乗せることができます。世界最大級クラスの船を日本企業が開発したというのですから、日本もまだまだと自信を頂きました。
ここでは座礁事故については割愛しますが、コンテナの箱がどのように開発され発展していったかをご存知でしょうか。私自身「コンテナ物語」という本を読むまでは全く未知でした。なるほど読めばこれは国際物流に関わる人には必読の書と言えます。
内容も非常に濃く立ち読みレベルで購入する気にはとてもなれないと思いますので、ここでは簡単に記3点を要点として紹介し、個人的なまとも含めてご紹介致します。国際物流に関わっている、または将来関わりたいと思っている方の購入への背中を押させてもらえれば幸いです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%B4%E3%83%B3
- マルコムマクリーン
- ジャストインシステム
- コンテナの未来
コンテナの生み親
コンテナはマルコム・マクリーンによって、船にトラックを乗せて運ぶという奇想天外なアイデアからスタートして行きました。その後、陸送と海上輸送が統合されやがてコンテナという箱に発展して行きました。
その後、ベトナム戦争が勃発。より良い物資補給のシステムを構築するべくコンテナが活躍して行きました。当時、片道通行でベトナムへ物資を補給してましたので、帰り道に空のコンテナを運ぶだけでは。。と、なりそこで高度経済成長を遂げていた日本が注目されたのです。
日本はアメリカに多くの商品を輸出しており、ベトナムで物資補給の役目を終えたコンテナが次は日本からの貨物の輸送に一役買いました。この流れがコンテナの普及を加速させたのです。
ジャストインシステム
どこかで聞いたことのある言葉だと思いますが、トヨタ自動車と連想される方が多数ではないでしょうか。これは企業がグローバル化していく中で資材の調達を様々な国で手配し、最終生産場所である中国などに商品を収めて製品化する物です。
本書ではバービー人形が例にされています。
- ボディーアメリカ
- ナイロンの髪の毛ー日本
- 洋服ー中国
- 樹脂ー台湾
と、いったようなそれぞれの国から部品を作り、最終的に中国の生産工場で製品化し、それをコンテナボックスに入れて世界中に輸送するというスキームです。これもまた正確な納期、生産背景の把握などコンテナ輸送に大きく一役買ったといえます。
コンテナの未来
本当に本書を最低限ざっくりご紹介させて頂きました。コンテナの未来はどに向かっているのでしょうか。
現在、「AI港湾」が国土交通省認可のもと企画されています。これはコンテナ積み込みの自動化や人が介在しないなど、今まで人的な部分に頼っていた部分をより機械化していこという物です。
概要欄リンク貼らせて頂きます。これによりドライバーさんの負担軽減や人間の特殊な技術を不要とする港湾が期待されます。
「AIターミナル等に関する情報提供」
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1574125434307/files/2-3.pdf
まとめ
先日購入させて頂きました「コンテナ物語」のざっくり要約をさせていただくと同時にコンテナの未来を見てみました。
“コンテナの歴史物語” への3件のフィードバック
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